後悔しない窓選び(素材編)-02-
こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・火・金曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しております!
先日、西宮市にてSUBACOの現場完成見学会が開催されました!
今回のお家は眺望のよさを活かした2 階リビングから、空と緑と景色を眺められるよう、設計された空間がポイントになっています ^^
完成したお家のルームツアーをYOUTUBEにてアップ予定ですので、今回来場できなかった方もお楽しみにお待ちくださいね!
さて、今週のテーマは「 窓選び 」についてお話していこうと思います。
家づくりにおいて、窓の選び方は日々の生活に、意外にも大きな影響を与えます。
窓は単に外の景色を眺めるためのものではなく、家のデザインや快適性、エネルギー効率、さらにはセキュリティにまで関わる重要な要素となります。
ですが、多くの方が「どの窓を選ぶべきか?」と、悩むことも少なくありません。
そこで今週のコラムでは、後悔しない窓選びにするため「01窓の種類」「02 窓の素材」「03 窓選びの際のポイントと注意点」の3回に分けてご紹介していこうと思います!
本日は「02 窓の素材」についてご紹介していきたいと思います。
※窓は、サッシと窓ガラスから構成されており、サッシは窓を取り付ける枠と、その枠にはめ込むガラスを支える框(かまち)で構成されています。
◯ アルミサッシ
アルミサッシとは、サッシ全体がアルミニウムで構成されたものになっており、長期間使用しても劣化が少なく、強度が高い特徴がございます。
他にも軽さ、耐久性、低コスト、デザインバリエーションが豊富でカラーも選べるといったメリットがございます。
一方で、アルミサッシには断熱性が低い点や、結露、遮音性が低いといったデメリットがございます。
後に樹脂サッシについてご紹介しますが、アルミと樹脂では熱伝導率がかなり変わってきます。
アルミ>樹脂複合>樹脂のとおり、樹脂はアルミに比べて熱伝導率が1000分の1程度となり、熱伝導率がとても低いのです。
ヤカンをイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、熱湯を入れた際、アルミの部分は熱くて触ることができませんが、取っ手の部分は樹脂で出来ているため、触れることが可能です。
反対に冷たい場合、アルミの部分は結露しますが、取っ手の部分は結露もせず、冷たさも感じません。
このようにアルミと樹脂では熱伝導率がかなり違ってくるのです。
結露を放置するとさびが発生したり、カビやダニの原因になるため、注意が必要です。
◯ 樹脂サッシ
樹脂サッシは塩化ビニール樹脂から成型されており、アルミサッシの弱点である断熱性をカバーするサッシです。
上記で説明した、ヤカンやフライパンの取っ手部分などによく使用されている素材です。
樹脂サッシの一番の特徴と言えるのが、断熱性の高さです。
断熱性が高いことから、結露が発生しにくく、カビやダニの繁殖を防ぐことにも繋がります。
また、樹脂は加工や着色がしやすいため、幅広いデザインに柔軟に対応できるといった点や、気密性があるため、すき間風の侵入を防いだり、防音効果も期待できる点がメリットと言えます。
一方で、樹脂は比較的柔らかい素材であり、強度が低いため、厚みを出すことで強度を上げています。
地域の風圧などが強い場所では、アルミニウムや鋼鉄などの強度の高い素材が推奨されることが多いですね。
また、アルミサッシに比べて樹脂サッシは高価格になりますので、その点にも注意が必要です。
以上、窓の素材についてご紹介いたしました!
上記の2つ似外にも、複合サッシや木製サッシ、スチールサッシなどがございますので、またご違う機会にご紹介できればなと思います ^^
次回のコラムでは、窓選びの際のポイントと注意点などについてお話していきたいと思いますので、次回の更新もお楽しみにお待ちください!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。