床下エアコンを取り入れる-導入時の注意点-
こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しております!
9月も終盤に差し掛かり、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね!
日中はまだ夏のような暑さが続きますが、夕方から夜にかけては涼しさが心地よく、秋の訪れを感じます。
この季節の変わり目を楽しみながら、体調管理にも気をつけて過ごしたいですね ^^
さて、今週のテーマは「 床下エアコン 」についてお話ししていこうと思います。
注文住宅を計画する際、多くの方が注目する設備の一つが床下エアコンです。
床下エアコンは、単に室内を快適にするだけでなく、家全体の温度を効率よくコントロールすることで、年間を通じて快適な住環境を実現できます。
ただし、導入には設計やコスト面での工夫が必要になるため、採用するべきか迷う方も少なくないかと思います。
そこで今回は、床下エアコンの「01.メリット」・「02.デメリット」「03.導入時の注意点」の3回に分けて詳しくご紹介していきたいと思います ^^
前回までのコラムでは、床下エアコンを取り入れるメリット・デメリットについてお話させていただきました。
本日は床下エアコンの導入時の注意点についてご紹介していきます!
● 高気密・高断熱の住宅を建てる
床下エアコンの効果を最大限に引き出すためには、建物自体の気密性と断熱性が非常に重要です。
気密性が低いとエアコンの冷風や温風が逃げ、断熱性が不十分だと基礎部分に熱を奪われてしまうことがあります。
床下エアコンは家全体に連動しており、エリアが広く運転時間も長いため、光熱費を抑えつつ空調の効きを良くするには、高い断熱性と気密性を徹底することが大切です。
● 効果的な設置場所の選定
床下エアコンを効率よく稼働させるためには、広い空間と良好な通気性を確保し、基礎部分の断熱が整った場所に設置することが重要です。
また、エアコンの風が均等に届き、メンテナンスがしやすい位置を選ぶことで、床下エアコンの性能を最大限に引き出すことができます。
● 室内の乾燥
床下エアコンの使用によって室内が乾燥するのは、連続運転やエアコンの熱風、24時間換気による湿気の排出が原因です。
乾燥を防ぐためには、加湿器の使用や湿度計による管理、こまめな換気、エアコンの設定温度の見直しが必要です。
また、漆喰などの調湿効果の高い壁材を採用することで、空気中の湿度に応じて湿気を吸収・放出し、乾燥を防ぐことができるため、おすすめです。
以上、床下エアコンの導入時の注意点についてお話しさせていただきました!
床下エアコンは、快適な住環境を実現するために非常に有効な設備ですが、その効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。
高気密・高断熱の住宅を建てること、効果的な設置場所の選定、そして室内の乾燥対策をしっかりと行うことが鍵となります。
これらの注意点を踏まえて床下エアコンを計画することで、床下エアコンのメリットを最大限に活かし、快適で健康的な住まいを実現することができます。
皆様のお家づくりの参考になれば幸いです ^^
また、9月28日(土)・29日(日)に開催される見学会のお家でも、床下エアコンを採用しています!
実際に床下エアコンを体感できる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひご来場ください ^^
※見学会の詳細は、SUBACOホームページの「見学会」ページからご確認ください。
それでは次回の更新までお楽しみにお待ちください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。