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【第3回】小上がりをつくる際のポイントと注意点

2025.03.15 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!

早いもので、3月もあと半月となりましたね。

春の訪れとともに、4月から新生活を迎えられる方も多いのではないでしょうか。

ワクワクしつつ、少しドキドキすることもあるかもしれませんが、皆さんにとって素敵な春のスタートになりますように願っています^^

 

さて、今週のテーマは「 小上がりのある家」についてです。

家づくりを始めるにあたって、「家の中にもう少しリラックスできるスペースを作りたい」「収納の場所を増やしたいけれど、部屋が狭くなるのは避けたい」など、さまざまな悩みを抱えている方も多いと思います。

そんな悩みを解決するためにおすすめしたいのが 「小上がり」 です。

小上がりとは、床を一段高くして作るスペースのことで、リビングやダイニングに設けることが一般的です。

畳を敷いてくつろぎのスペースにしたり、収納を設けたりと、さまざまな用途に使えるため、家族みんなが快適に過ごせる空間を作り上げることができます。

ただし、小上がりを取り入れるにはいくつかの注意点があったりと、実際に導入を考える前に、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておくことが重要です。

そこで今週のコラムでは、「小上がりをつくるメリット・デメリット」「暮らしに合わせた小上がりの間取りアイデア」「小上がりをつくる際のポイントと注意点」の3回に分けて、詳しくご紹介いたします!

これからおうちづくりを考えている方はぜひ参考にいただければ幸いです ^^

 


 

【第3回】小上がりをつくる際のポイントと注意点

小上がりは、リビングやダイニングの一角に取り入れることで、くつろぎの空間や収納スペースとして活用できる便利なアイデアです。

床に座って過ごせる心地よさや、ちょっとした段差による空間のメリハリが魅力ですが、設計次第で使い勝手は大きく変わります。

「せっかくつくったのに、思ったより活用できなかった…」なんてことにならないように、どんな目的で使うのか、どんな高さや素材が適しているのかをしっかり考えることが大切です。

そこで本日のコラムでは、「小上がりをつくる際のポイントと注意点」についてご紹介いたします!

 

① 高さを決める

小上がりを採り入れる際、高さは非常に重要です。

おすすめは30〜40cmの高さで、座る際にちょうど良く、また床下に収納スペースを作ることができます。

もし高さが低すぎると収納スペースが確保できず、逆に高すぎると座るのが難しくなったり、上がり下りが負担になることも。

特にお子様や高齢者がいる家庭では、低めに設計することで安全性が確保できます。

② コンセントの配置を考える

小上がりで快適に過ごすためには、コンセントの配置をしっかり考慮することが大切です。

例えば、テレワークでパソコンを使ったり、スマホを充電したり、読書用の照明を設置する場合、コンセントの位置を事前に計画しておくと、使い勝手が格段に向上します。

また、将来的に家電を置く可能性も考慮し、必要な場所にコンセントをあらかじめ設置しておくと、さらに便利で快適な空間が作れます。

③ 素材選びにこだわる

小上がりの仕上げ材は、空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。

見た目のデザインだけでなく、日々の使い勝手を考慮した素材選びが必要です。

例えば、和のテイストを取り入れた温かみのある空間を作りたいなら、畳や木材を選ぶと、自然素材を感じられるリラックスできる居心地の良いスペースが生まれます。

一方で、モダンで洗練された雰囲気を求める場合は、フローリングや滑らかな質感の素材を選ぶことで、シンプルでスタイリッシュな空間に仕上げることができます。

自分たちが望む空間のイメージに合った素材を選ぶことで、快適で魅力的な小上がりを作り上げることができます。

④ バリアフリーにも配慮する

小上がりは段差があるため、将来的に負担にならないように設計することも大切です。

段差をつけることで腰掛けやすくなるメリットがありますが、年齢を重ねたときの暮らしやすさも考えておくとよいでしょう。

上り下りが負担にならないよう、手すりを設けたり、スロープを取り入れるなど、細かい工夫を施すことで長く快適に使うことが可能です。

 

⑤ ロボット掃除機では一回に掃除できない

小上がりを設けると部屋に高い段差が生まれてしまうため、お掃除ロボットでは一度で掃除できません。

段差部分や小上がりの下は手動で掃除する必要があり、特に掃除機を上げての掃除は少し手間と感じることもあります。

これが日常的な負担になる可能性もあるため、定期的に掃除をすることを考慮する必要があります。

 

【小上がりをつくるなら3畳がおすすめ】

小上がりの面積は通常、2〜4.5畳が一般的ですが、特に人気があるのは3畳の広さです。

この広さは、広すぎず狭すぎず、ちょうど良いバランスで、快適に過ごせるスペースを実現します。

もし広めの小上がり(4.5畳ほど)を設ける場合は、引き戸や間仕切りを取り入れて、部屋として利用できるようにするのがおすすめです。

これにより、寝室や客間としても活用でき、柔軟な使い方が可能になります。

また、1~2畳ほどの狭い小上がりも便利で、簡単に腰を下ろしたり、ちょっとした休憩をとるスペースとして活用できます。

小上がりの面積を決める際は、設置する部屋の広さや目的に合わせて、最適な広さを選ぶことが大切です。

 


 

以上、「小上がりをつくる際のポイントと注意点」についてお話いたしました!

小上がりは、空間を有効に活用し、居心地の良いスペースを作るための素晴らしいアイデアですが、設計段階での配慮が重要です。

高さや素材選び、コンセントの配置など、しっかりと考慮することで、より快適な空間を実現できます。

家づくりの際は、ライフスタイルに合わせた小上がりの活用方法を考え、慎重に計画することが大切です。

ぜひこの記事を参考に、皆さまの家づくりの参考にしていただければ幸いです ^^

 

また、SUBACOのYouTubeチャンネルでは、お客様の家づくりに役立つ情報をルームツアーを通じて配信しています。

外壁やキッチン、空間を広く見せる設計手法など、さまざまなアイデアを実際の家の中でご紹介していますので、ぜひご覧いただき、家づくりの参考にしていただければと思います!

SUBACOのYouTubeチャンネルはこちらからご視聴いただけます。

 

それでは次回の更新までお楽しみにお待ちください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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