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現場監督の仕事⑯(外壁防水検査②)

2023.08.19 建築コラム

さて、先だっては久しぶりに近畿地方直撃の台風でしたが

お住いの方は大丈夫だったでしょうか?

雨漏りなどはしてませんでしょうか?

 

ここ最近は台風の大型化により

上陸してからも勢力が衰えない台風も増えてきており

現場監督としては台風が来る度に心配です

 

具体的には

建築中の現場における資材の飛散ですとか、足場の倒壊

引き渡し後のお宅における飛散物による損壊とか、雨漏り

といったことが心配で

台風が通り過ぎるまでは心がざわざわ落ち着かないのが常なのですが

 

そういった意味でも

今回の監督の仕事として紹介する外壁の防水検査はとても大切です

 

具体的には

外壁の雨水侵入防止のために張る防水紙も

その張り順や縦横及び継手の重ね代を確認していくことになるのですが

他にも

 

・窓周りの防水紙と防水テープの密着の確認

・屋根と壁の取り合い部分の防水ルーフィングの防水紙の重なり順や被り代の確認

・三面交点となる部分の防水テープの確認

・換気扇や排水パイプ等、設備配管の壁貫通部の防水テープの確認

・軒先、軒下、ケラバ等、壁最上部の防水紙と軒裏取り合い部の確認

 

等ごく簡単に言えば

垂直面の壁に対して凹凸のあるところ、穴が開いているところは

全て雨漏りの原因になるところですから

それらを全箇所ひとつひとつ確認していくことが

監督の仕事として本当に大切なことになります

 

というわけで

今回は台風シーズンにぴったりな内容の検査項目でしたが

次回は断熱工事前に行う電気・水道設備や木下地の検査となります

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