家づくりにおける床材の選び方 -01-
こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・火・金曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しております!
春が近づいてきたなあと感じていたところにまた寒さが戻ってきましたね、、(;’∀’)
ですが、3月も後半を迎え、4月に差し掛かろうとしていますね。
4月は環境がガラリと変わる時期で、新学期や新社会人を迎えられる方にとって、期待やワクワク感、その一方で未知の環境や新しい挑戦に対する不安や緊張もあるかと思います。
しかしその先には多くの可能性とチャンスが広がっていて、成功や失敗、喜びや困難、すべてが自身を成長させる経験になると思います。
新たなステージに向かって、輝く未来への第一歩を踏み出していく姿がとても楽しみですね (^^)
私も新たな気持ちを持って、より多く皆様へ「 家づくりに役立つ情報 」を発信していけるよう努めたいと思います!!
さて、今週のテーマは「 家づくりにおける床材の選び方 」です。
家づくりにおける床材選びは、とても重要になります。
床は建物に占める面積の割合が多く、床材によって空間の印象は大きく変わっていきます。
しかし、床材にはたくさんの種類があるため、どれを選べばよいのか迷ってしまうかと思います。
そこで今週のコラムでは、床材の種類やそれぞれの特徴、家づくりにおける床材の選び方やポイントについてご紹介できればなと思います!
まずは床材の種類と特徴を押さえていきましょう。
【 床材の主な種類 】
代表的な床材には、以下のような種類があります。
・フローリング( 木材 )
・タイル
・クッションフロア
・カーペット
・畳
それぞれの材質、色、模様も様々ですので、用途や好み、お部屋の雰囲気に合わせて選んでいくと良いでしょう。
本日は「 フローリング 」について詳しくご紹介していきたいと思います!
■フローリング
フローリングは、木材を用いた床材で、大きく分けて「 無垢フローリング 」と「 複合(合板)フローリング 」の2種類が存在しています。
フローリングに使われる木材には、針葉樹と広葉樹があり、木の樹種によって、硬さや香り、特徴などが異なります。
それぞれの特徴や無垢フローリングで使用される樹種( 木の種類 )についてご説明していきたいと思います。
① 無垢フローリング
無垢フローリング は、一枚板の天然木材を使用して作られ、自然な木目や質感が特徴です。耐久性が高く、経年変化によって味わいや深い風合い、木の香りを楽しむことができます。
特に、素足で歩いたときに、サラッとした天然木ならではの柔らかさとあたたかさがあり、無垢材ならではの心地よさを感じられます。
さらに無垢フローリングは、空気を多く含むため、断熱性や保温性が高く、空気中の水分を吸放出し、一定に保つ調湿機能にも優れています。そのため、湿度の高い夏や乾燥しがちな冬も心地良く快適に過ごすことも可能です。
しかし、無垢フローリングは高品質な天然木材から作られているため、他のフローリング材料よりも高価格になってしまう点や、自然素材のため天候や湿度によって影響されやすく、湿気が多いと膨張して反り返ったり、乾燥による収縮で隙間が空いてしまう可能性もあります。
② 複合(合板)フローリング
複合(合板)フローリングは、合板の表面に天然木の薄板を貼り付けたものです。
複合フローリングは、合板や集成材を使用するため、収縮による変形が少なく品質が安定していて扱いやすいといえます。また、複合フローリングは無垢フローリングに比べて比較的安価でありながら、表面加工することで耐久性や防水性など性能が上がり、丈夫でお手入れしやすいのも魅力ですね。
色味やデザインも豊富で、遮音タイプや衝撃に強いタイプ、アレルギー対応のものなど、さまざまな性能の製品も登場し、用途やライフスタイルによって選びやすくなっていますが、複合フローリングは無垢フローリングよりも、木の質感や風合いは劣ってしまします。
それぞれの特徴を理解してご自身に合った床材を選んでいただければなと思います (^^)
①でご紹介しました無垢フローリングは大きくわけて、「 広葉樹 」と「 針葉樹 」の2種類に分かれています。
針葉樹には、杉、ヒノキなどがあり、柔らかい特徴を持っています。
広葉樹には、オーク、チーク、ウォールナット、メープルなどがあり、硬く傷つきにくい特徴を持っています。
SUBACOでも実際に多く採用していただくのが「 オーク( ナラ ) 」になります。
オークは硬さがあり、耐久性が高い木材の一つで、床材として使用すると、傷やへこみに強く、変質しにくいため、長期間にわたって美しい状態を保ってくれます。
無垢材らしい力強く美しい木目と、温かみのある色合いが特徴なオークは、部屋全体に上品な雰囲気を演出してくれます。
無垢フローリングは、天然木の材料であるため、木材に天然の節(ふし)や節目が含まれることがあります。これは、木の成長過程で枝が生えていた場所や、木の年輪の変化が起こる箇所で、木の表面に現れる特徴です。
節があるのとないのとでは、お部屋全体に与える印象がかなり変わってきます。
以下の写真が節の有無になります。
節があることで、無垢フローリングの美しさや個性を引き立たせ、床材に自然な風合いや温かみが加わります。
節なしの無垢フローリングは、美しい一枚板のような外観を持ち、床全体が均一な表面を保っています。
これにより、床に統一感が生まれ、空間全体に洗練された雰囲気を演出し、特に清潔感のあるインテリア空間において人気があります。
上記の写真はグレー塗装が施されたものになっており、きれいな印象を与えてくれますね。
他にも魅力ある無垢フローリングがございますので、ご自身に合った床材を探してみてくださいね (^^)
次回は床材「 タイル 」につてご紹介したいと思います。
それでは次回の更新もお楽しみにお待ちください!
最後までお読みいただきありがとうございました。