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パッシブデザイン-02-

2024.06.18 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・火・金曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しております!

本日は雨風がすごいですね、、。

お仕事の方や外出される方は、十分に気をつけてお出かけくださいね (汗)

お家で過ごされている方も、窓やドアをしっかり閉めて、安全にお過ごしいただければと思います!

 

さて今週のテーマは「 パッシブデザイン 」についてです。

先週のコラムのテーマでも少し取り上げたパッシブデザインを更に詳しく、具体例を上げながらご紹介していきたいと思います!

先週のおさらいとして簡単にパッシブデザインとは、「受動的」「消極的」といった意味を持っていることから受け身のデザインといわれています。

自然の力(太陽光、風、地熱など)を利用して、エネルギー消費を抑えながら快適な室内環境を創り出す設計思想のことを指します。

このパッシブデザインで住宅を設計する際には「 断熱・日射遮蔽・昼光利用・日射熱利用暖房・自然風利用 」と、5つのポイントがございます。

そこで今回は「 日射遮蔽・日射熱利用暖房・自然風利用 」の3つのポイントについてご紹介していきたいと思います。

本日は日射熱利用暖房についてお話していきます。

 


 

◯日射熱利用暖房

日射熱利用暖房とは、太陽からのエネルギーを利用して建物を暖める方法です。

特に寒い季節に有効で、エネルギー効率が高く、環境に優しい暖房方法とされています。

ここで重要なのが、1.日射熱を取り込む集熱、2.取り込んだ日射熱を逃がさないための断熱、3.取り込んだ日射熱を蓄えておく蓄熱の3つの設計をしっかり考えることです。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

1. 日射熱を取り込む集熱

建物の南側に大きな窓を作ることで、たくさんの太陽の光を部屋の中に取り込むことができます。

南向きの窓は、特に冬に太陽の位置が低くなることで、たくさんの光を取り込むことが可能になり、部屋全体が暖かくなります。

2. 取り込んだ日射熱を蓄えておく蓄熱

適度な蓄熱量を有した部屋は、室温の上昇下降を穏やかにする効果を発揮します。

つまり日中に集熱した熱を温度の下がった夜に持ち越すことができるのです。

南側の窓から入ってきた太陽光は、蓄熱材(コンクリートやタイル)に吸収されますので、日射を受ける床はタイル張りにするなどの工夫がポイントとなります。

3. 取り込んだ日射熱を逃がさないための断熱

窓から取り入れた集熱した熱を逃さないためにも断熱が重要となります。

断熱材を使用することで、外からの冷気を遮断し、内部の暖かい空気を逃がさないようにします。

これにより、日射熱を効率よく利用することができ、一度暖かくなった部屋の中は長時間暖かさを保つことが可能になります。

 


 

以上、日射熱利用暖房についてお話させていただきました!

日射熱利用暖房は冬の快適性、暖房費節約に大きく影響しますので、ぜひ計画の中に取り入れていただきたいと思います (^^)

次回は「 自然風利用 」についてご紹介したいと思いますので、次回の更新もお楽しみにお待ちください。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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