耐震等級の高い住宅を建てるメリット
こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!
早くも10月中旬に差し掛かり、あっという間に11月がやってきそうですね ^^;
最近は朝晩の冷え込みが強くなり、気がつけば冬になっているんだろうなあと感じます。
私は寒さが得意ではないので、このまま心地よい気温が続いてくれたらなと思います、、
さて、今週のテーマは「 耐震性能 」について、お話していこうと思います。
家づくりを進める際に、家族をどのように守るかを考えることは、非常に重要なテーマとなります。
特に日本では、地震が頻繁に発生するため、家の安全性、すなわち「耐震性能」が重要視されます。
災害時には、家が家族を守る大切な拠り所となり、安心して過ごせる場所であることが大切です。
しかし、「地震に強い家」と聞いても、具体的にどんな性能が必要なのか、少し悩んでしまう方も多いかもしれません。
そこで重要になるのが「耐震等級」という考え方です。
これは、住宅がどれほどの地震に耐えられるかを数値化したもので、住宅の耐震性を比較検討する際に欠かせない指標になります。
耐震等級を理解しておくことで、家族の安全を守り、住宅の価値を長持ちさせるための大切な基盤となります。
今週のコラムでは、耐震等級とは何か、その基本的な仕組みや、耐震等級の高い住宅を建てるメリットなど、3回に分けてお話していきますので、これからお家づくりをされる方はぜひ参考にしてください ^^
前回までのコラムでは耐震と免震・制震との違いや、耐震等級の高いお家を建てる重要なポイントについてお話いたしました。
本日は、耐震等級の高い住宅を建てるメリットをご紹介させていただきます。
~耐震等級の高い住宅を建てるメリット~
・耐震性が高くなる
みなさまもすでにお分かりの通り、耐震等級が高い住宅を建てると、地震に対する耐性が向上し、倒壊や損傷を防ぎやすくなります。
一方、耐震等級が低い場合、建物の損傷が大きくなり、大規模な修繕や建て替えが必要になる可能性があります。
これらのリスクを軽減し、安心して生活を送ることができるのが、耐震等級の高い住宅のメリットです。
・地震保険料が安くなる
地震保険料が安くなる理由は、耐震等級が高い住宅は地震に対する耐性が優れているためです。
具体的には、保険会社が「低リスクの評価」を行い、耐震等級が高い住宅に対して損傷の可能性が低いと見なすことで、保険料が抑えられます。
また、「修繕費用の軽減」によって、地震後の修理や改修にかかる費用が少なくなるため、保険金の支払いが減少します。
さらに、「長期的な価値の保持」により、耐震性の高い住宅は市場価値が安定しやすく、結果として保険料の引き下げにつながるのです。
地震に強い家づくりでは、建築コストが高額になりがちですが、地震による大規模な修繕や建て替えの費用を考慮すれば、長期的には経済的なメリットがあると言えます。
・住宅ローンの金利が低くなる
耐震等級の高い住宅を持つことで、住宅ローンの金利を低く抑えられる場合があります。
例えば、住宅金融支援機構が提供する「フラット35S」では、耐震等級が高い住宅に対して金利の優遇措置が設けられています。
これにより、借入額に対する金利が引き下げられるため、経済的なメリットが得られます。
・資産としての価値が高い
耐震等級が高い住宅は、資産としての価値が高くなります。
地震に対する耐性が優れているため、長期的に安定した価値を保ちやすく、将来的に売却や賃貸する際にも有利になります。
また、地震リスクを考慮した住まいは、購入を考えている人にとって、耐震等級が高い家は魅力的な要素となり、結果的にその家の価値を高めることにつながります。
以上、耐震等級の高い住宅を建てるメリットについてご紹介いたしました!
これらのメリットを理解し、耐震等級の高い住宅を選ぶことは、安心して長く暮らすために非常に重要です。
家づくりを進める際には、ぜひ耐震等級をしっかりと考慮し、安全で快適な住まいを手に入れてくださいね ^^
それでは次回の更新もお楽しみにお待ち下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。