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注文住宅で考える駐車場の基本ポイント -01-

2024.11.18 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!

日に日に寒さが増してきますね。

体調を崩しやすい時期ですので暖かくして、どうぞお体にはお気をつけください!

 

さて、今週のテーマは「駐車場」についてお話いたします。

注文住宅を考えるとき、間取りやデザインに目が行きがちですが、見落とされがちな重要ポイントの一つが「駐車場」です。

車を使うことの多い人にとって、駐車場の使いやすさは生活の快適さを大きく左右します。

毎日の車の出し入れがスムーズで、さらにおしゃれな空間に仕上がれば、家全体の満足度もアップするはずです。

今週のコラムでは、そんな快適な駐車場を実現するために知っておきたいポイントや選び方、さらにデザインの工夫を3回に分けて詳しくお届けいたします!

皆様のお家づくりの参考になれば幸いです ^^

 


 

本日は、注文住宅で後悔しない!駐車場計画で考えるべき基本ポイントについてお話いたします。

注文住宅を計画する際、家の間取りや内装に集中しがちですが、意外と重要なのが「駐車場」です。

日々の生活の使い勝手や敷地全体のバランスに関わるため、計画段階からしっかり検討することが大切です。

それでは詳しく見ていきましょう ^^

 

1. 駐車スペースの広さと配置について 

・駐車台数の確認

現在の車の台数だけでなく、将来的な状況も視野に入れて駐車スペースを計画することが大切です。

たとえば、子どもが免許を取得して車を所有する場合や、二世帯で住む可能性など、さまざまな状況を想定しておくことが必要です。

さらに、来客用スペースが必要になることも考慮すると、計画にゆとりが生まれます。

 

・スペースの確保

駐車スペースの具体的な広さについては、車1台分の最低限のサイズとして幅2.5m × 長さ5mが一般的ですが、使い勝手を良くするためには幅3m × 長さ6m程度を確保するのがおすすめです。

この広さがあれば、車のドアを余裕を持って開け閉めでき、自転車や荷物の出し入れもスムーズに行えます。

 

・配置

駐車場の配置にも注意が必要です。

玄関との距離はできるだけ近くすると、雨の日や荷物の持ち運びの際に利便性が高まります。

一方で、道路からの出入り口が狭すぎる場合、駐車の際にストレスが生じたり、交通の妨げになる可能性もあるため、設計段階で慎重に検討することが重要になります。

 

2. アプローチの動線 

・道路幅との関係

駐車場を計画する際には、敷地に面した道路の幅をよく確認することが大切です。

狭い道路に面している場合、車を駐車場に入れる際に大きくハンドルを切る必要が生じ、ストレスが増えることがあります。

そのため、設計段階で車の動きをシミュレーションし、適切なアプローチ動線を確保することが大切です。

たとえば、駐車場の入口の幅を広めに取る、または入口付近に余裕を持たせた設計にすることで、車の出し入れがスムーズになります。

特に、大型車やミニバンを所有している場合は、通常よりも広いスペースを確保するのが望ましいですね。

 

・バック駐車のしやすさ

駐車場の設計では、バックで駐車する際の動線が直線的になるように考慮することがポイントです。

たとえば、駐車場の入口と車を停めるスペースが直線的に繋がる場合、車を切り返す手間が省け、初心者でも駐車が簡単になります。

また、駐車場の角度を調整することで、スムーズな駐車が可能になります。

一般的には、道路に対して垂直ではなく、斜めに駐車スペースを配置することで、車の出し入れが格段に楽になります。

さらに、駐車スペースの周囲に十分なクリアランスを設けることも重要です。

たとえば、家の壁や塀との距離が近いと、車体を擦るリスクが増えるため、車幅に加えて最低でも50cm以上の余裕を持たせると安心です。

また、周囲に障害物がある場合は、ミラーやカメラの視界を遮らないように配置を工夫することが必要です。

 

3.将来性を見据える

・EV(電気自動車)の普及に備える

近年では、電気自動車(EV)の普及が進んでおり、将来的に自家用車としてEVを選択する家庭が増えることが予想されます。

そのため、駐車場設計の段階で充電設備を取り入れることを検討しておくと、後々の手間を減らすことができます。

また、ランニングコストの削減や将来のライフスタイルの変化や維持費用の見直しにも役立つため、経済的なメリットが大きいといえます。

・多用途スペースの確保

駐車場は車を停めるだけでなく、さまざまな用途に活用できます。

たとえば、子どもの自転車練習や習い事の練習、またDIY作業のスペースとしても利用できるため、こうした使い方を視野に入れて計画することをおすすめします。

 


 

以上、駐車場計画で考えるべき基本ポイントについてお話いたしました!

駐車場は単に車を停める場所ではなく、家の生活全体に関わる重要なスペースです。

広さや配置、動線、将来の変化を見据えた設計を行うことで、より快適で使い勝手の良い空間を作り出すことができます。

次回のコラムでは、注文住宅に最適な駐車場の種類と選び方についてご紹介いたしますので、お楽しみにお待ちください ^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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