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2|建具選びで押さえておきたい3つのポイント

2025.01.22 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!

寒さが厳しい日が続いていますね。

毎朝、目が覚めても、あたたかいお布団から出るのがついつい億劫になってしまいます ^^;

まだまだ寒い日が続きますので、皆様も体調にはお気を付けてお過ごしくださいね!

 

さて、今週のテーマは「建具」についてお話しします。

建具は、家の中で部屋を区切ったり、プライバシーを確保したりするための基本的な役割を持つものですが、実はそれ以上に、家全体の機能性やデザイン性に大きな影響を与える重要な要素です。

たとえば、防音性や断熱性を高めて快適な空間を作り出すことはもちろん、理想のデザインを取り入れることで家全体の雰囲気を一新することも可能です。

建具一つを工夫するだけで、住まいの快適性やインテリアデザインが大きく向上します。

とはいえ、建具の選び方には多くのポイントがあり、用途や素材、デザイン、さらにライフスタイルに合わせたカスタマイズなど、家づくりを進めるうえで考慮すべきことが多く、迷われる方も少なくないでしょう。

そこで今週のコラムでは、「建具の役割」や「種類や選び方のポイント」、そして「おすすめのメーカー」など、3回に分けてご紹介していきたいと思います。

具体的な事例も交えながら、家づくりの参考になる情報をお届けしますので、ぜひお読みいただければ幸いです ^^

 


 

前回のコラムでは、「建具の役割やその重要性」についてお話いたしました。

(まだお読みでない方はこちらからご覧いただけます)

建具を選ぶ際には、見た目だけでなく、使用する場所や機能性をしっかりと考慮することが重要になります。

本日は、「建具選びの際に押さえておきたい3つのポイント」を、より詳しく解説いたします。

 

|用途に応じた選び方|

建具は使用する場所によって、必要とされる機能やデザインが異なるため、事前に「用途に応じて」考えることが大切になります。

 

① 扉の種類の選定

・開き戸

開き戸は、ヒンジ(ちょうばん・ちょうつがい)を使って左右に開閉する最も一般的なタイプの扉です。

通常、外側または内側に開き、開閉には十分なスペースが必要です。

開き戸はシンプルで機能的な構造で、デザインバリエーションも豊富なため、家のスタイルに合わせやすいのが特徴です。

リビングや寝室、玄関など、比較的広いスペースが確保できる場所に適しており、使い勝手が良く、コストパフォーマンスにも優れていますが、狭い場所には不向きな点が欠点と言えます。

・引き戸

引き戸は、レールに沿って横にスライドする扉で、開閉時にスペースを取らないのが特徴です。

狭い場所でも設置でき、ドアの前に物を置いても開けやすい利点があります。

特に、通路が狭い場所や、家具が多い部屋におすすめと言えます。

デザインや素材の選択肢が豊富で、モダンな空間にもマッチしますが、レールの設置が必要で、開け閉めの際にメンテナンスが求められることもあります。

・折れ戸

折れ戸は、中央で折りたたんで開閉するタイプのドアで、主に収納スペースや狭い場所で使用されます。

扉が折りたたまれて小さくなるため、開閉時に必要なスペースが最小限で済み、限られた場所にぴったりフィットします。

収納扉やクローゼットの扉としてよく使われ、スムーズな開閉が可能ですが、構造上、耐久性や動きのスムーズさに注意が必要です。

② 部屋ごとに適した建具

・リビング

リビングなど開放感を大切にしたい空間には、ガラス引き戸やスライド式の大きな扉がおすすめです。

ガラス引き戸は、透明または半透明のガラスを使用することで光を取り入れ、部屋全体を明るくし、空間を広く感じさせます。

リビングやダイニングに適しており、内と外を緩やかに繋ぎながら、プライバシーを守ることもできます。

ガラスの種類や透明度で、採光とプライバシーのバランスを調整することで、採光とプライバシーのバランスを自分に合った形で整えることができます。

・寝室

寝室はプライバシーを重視し、静かで落ち着いた空間が求められるため、ドアや建具の選定には特に配慮が必要です。

遮音性の高いドアを選ぶことで、外部からの音を遮断し、室内の静けさを保つことができます。

また、密閉性に優れた素材や二重構造のドアを採用することで、音漏れを防ぎ、より快適な環境を実現できます。

心からリラックスしておやすみできる空間をつくるためには、機能性をしっかりと考慮した建具を選ぶことが大切です。

・浴室

浴室は湿気が多いため、耐湿性と防水性がある建具が重要です。

ガラス製のドアは湿気に強く明るい空間を作り、掃除もしやすい特徴があります。

一方でアルミ製のドアは錆びにくく軽量で耐久性が高く、浴室に適した素材です。

空間や用途に応じた開閉方式を選ぶことで、快適で清潔な浴室を維持することができます。

 


 

|デザインと素材の選定|

建具のデザインと素材の選定は、家全体のインテリアスタイルに大きく影響するため、住まいの雰囲気や目的に合わせて選ぶことが大切です。

 

① 家全体のインテリアスタイルに合わせる

ナチュラルな木の質感が好きな場合は、木製の建具を選ぶことで、温かみがあり落ち着いた空間を演出できます。

木の自然な色合いや風合いは、リビングや寝室など、リラックスしたい空間にぴったりです。

一方で、ホワイトやブラックを基調とした建具を取り入れると、空間全体をスタイリッシュで洗練された印象に仕上げることができます。

ホワイトは清潔感や明るさを引き出しモダンな雰囲気に、ブラックは引き締まった印象を与え、アウトドア感やシックな雰囲気を演出します。

また、アルミやガラスを使用した建具はシンプルで洗練された素材感が特徴で、光を取り入れたり、空間に広がりを感じさせる効果も期待できます。

お好みのスタイルや空間の用途に合わせて、建具の素材や色を選ぶことで、理想のインテリアを実現することができます。

② 素材の特徴と選び方

・木製

自然素材特有の温かみがあり、どんな部屋にも馴染みやすいのが特徴です。

湿度や温度の変化に敏感なので、メンテナンスをしっかり行う必要があります。

・アルミ製

軽量で耐久性が高く、現代的なデザインに調和します。

防音や断熱性能を求める場合は、アルミと木の複合素材を選ぶと良いでしょう。

・ガラス製

透明性があり、部屋を広く見せる効果があり、採光を重視したい場所や、光を取り入れることが必要な場所に適しています。

ただし、プライバシーを重視する場合は、フロスト加工されたガラスやブラインド付きガラスを選ぶことが大切です。

 


 

|機能性の確認|

建具は機能性にも大きな影響を与えるため、以下の点を確認することが重要です。

 

① 防音性・断熱性

高品質な建具は、外部からの騒音を遮断し、室内の音漏れを防ぐ優れた防音性能を備えています。

また、断熱性の高い建具を選ぶことで、冷暖房効率を向上させ、エネルギーの節約にもつながります。

特に、リビングや寝室のドアには、静かな環境を確保するために防音性能が求められることが多く、快適な生活空間を実現する上で重要な役割を果たします。

② メンテナンスのしやすさ

毎日の掃除やお手入れのしやすさを考えた建具選びは、快適な暮らしを維持する上で重要です。

キッチンでは油汚れに強い防汚加工の素材や、汚れが拭き取りやすい光沢仕上げの建具が適しており、玄関では耐水性があり、汚れが目立ちにくいダークカラーや傷に強い素材が適しています。

設置場所に適した建具を選ぶことで、日々のお手入れが楽になり、清潔な空間を保つことができます。

③ 子どもや高齢者にも使いやすい仕様

子どもや高齢者がいる家庭では、安全面に配慮した建具が重要です。

例えば、指を挟みにくい設計や軽く開閉できるドア、スムーズに操作できる引き戸などを選ぶことで、誰もが安心して使える空間を実現できます。

これにより、家族全員が快適に過ごせる環境を整えることができます。

 


 

以上、本日のコラムでは、建具選びの際に押さえておきたい3つのポイントについてお話しいたしました!

建具を選ばれる際、機能性やデザイン性、そして使いやすさが重要な要素となります。

ご自身のライフスタイルや家族構成に合った建具を選ぶことで、より快適で安心できる住まいを作ることができます。

建具選びのポイントをしっかりと押さえ、ぜひご自身に最適なものをお選びいただければと思います ^^

 

次回のコラムでは、「SUBACOがおすすめする建具メーカーさん」についてご紹介いたしますので、お楽しみにお待ちください!

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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