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【第3回】土地選びの落とし穴&予算オーバー対策

2025.02.22 スタッフコラム

こんにちは、atelier SUBACO 広報担当です。
※こちらのコラムでは毎週、月・水・土曜日に「家づくりに役立つ情報」を発信しています!

あっという間に2月も終わりに近づいてきましたね。

まだまだ寒い日が続いていますが、少しずつ暖かくなっていくのが楽しみですね!

みなさまも体調にはお気をつけてお過ごしください ^^

 

さて、今週のテーマは「家づくりの予算オーバー」についてです。

「注文住宅を考えているけれど、予算内に収まるか不安…」「後から追加費用が発生しないようにするにはどうすればいい?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

特に初めて家づくりをされる方は、どこにコストがかかるのか、どのポイントに注意すべきかが分かりにくいものです。

気づかないうちに予算オーバーしてしまうということも少なくありません。

家づくりでは、思わぬポイントで予算が膨らんでしまうことがあります。

理想の住まいを実現するためには、事前の計画と賢いコスト管理がとても重要です。

そこで今週は、予算オーバーしやすいポイントとその対策について、「①家づくりで予算オーバーしやすい理由」「②注意したい家づくりの追加費用」「③土地選びの落とし穴&予算オーバー対策」の3回に分けて詳しくお話していきます!

これから家づくりを考えている方にとって、予算管理のヒントになれば幸いです ^^

 


 

前回のコラムでは、家づくりにおける追加費用の発生しやすいポイントについてお話ししました。

(まだお読みでない方はこちらからご覧いただけます)

本日は、「土地選びの落とし穴」に焦点を当て、予算オーバーを防ぐための具体的なポイントを解説します。

家を建てるためには、土地の購入費用だけでなく、土地に関わるさまざまな追加費用も発生することを知っておくことが大切です。

 

① 土地に関わる追加費用とは?

注文住宅を建てる際、建築費用に意識が向きがちですが、土地にかかる費用も予算オーバーの大きな要因となります。

土地の価格だけでなく、以下のような追加費用が発生する可能性があるため、事前にしっかりと確認が必要です。

・地盤改良費用

土地購入後、地盤の強度に問題がある場合、地盤改良工事が必要になります。

この工事は、地盤の状態によって大きく費用が異なり、数十万円から数百万円に及ぶ場合もあります。

例えば、地盤が軟弱な場合、表層改良工法や柱状改良工法が必要となり、費用が高額になることがあります。

事前に不動産会社やハウスメーカーに依頼し、地盤調査を実施しておくことが重要です。

・インフラ整備費用(水道・ガス・電気・排水)

土地によっては、水道やガス、電気などのインフラが整備されていない場合があります。

特に郊外や新興住宅地では、インフラの引き込み工事が必要となり、数十万から数百万円の追加費用がかかる可能性があります。

水道管の引き込みや、プロパンガスから都市ガスへの切り替え、排水設備の整備などを事前に確認しておきましょう。

・接道条件による費用

建築基準法では「幅4m以上の道路に2m以上接している土地」でないと建築ができないという法律が定められています。

この接道条件を満たしていない土地では、道路の拡幅工事やセットバック(敷地の一部を道路として提供する)が必要になり、これに伴う追加費用が発生します。

接道条件を満たすことが建物の建築に不可欠なので、土地購入前に必ず確認しておきましょう。

・高低差のある土地の造成費

土地が道路と大きな高低差がある場合、擁壁工事や盛土工事、切土工事などの造成工事が必要になります。

この工事は数十万から数百万円かかることがあり、予算オーバーを引き起こす原因になりやすいです。

土地の購入前に、周囲との高低差や必要な造成費用をチェックし、見積もりを取ることで予算をしっかりと把握しておきましょう。

 


 

② 予算オーバーを防ぐための土地選びのチェックポイント

土地選びにおいて、後からの追加費用を最小限に抑えるためには、事前に以下のチェックポイントを確認することが不可欠です。

1. 地盤調査を事前に行う

土地を購入する前に、地盤の強度を確認しておくことが非常に重要です。

地盤が不安定な場合、改良工事が必要になり追加費用が発生することがあるため、地盤調査を依頼することで事前にその必要性を把握できます。

2. インフラの整備状況を確認する

水道、ガス、電気などのインフラが整備されているかどうかは、土地を選ぶ上で重要なポイントです。

特に、インフラが未整備の土地では、引き込み工事が追加で発生し、その費用が予算オーバーを引き起こすことがあります。

購入前に、インフラの整備状況を確認し、追加費用が発生するかどうかをしっかりチェックすることが大切です。

3. 接道条件が満たされているか確認する

土地が建築基準法に適合した接道条件を満たしているかを確認することは、建物を建てる上で非常に重要です。

接道条件が不十分な場合、セットバック工事や道路拡幅工事が必要となり、その費用が追加で発生します。

土地を購入する前に必ずチェックし、必要な工事が発生しないか確認しましょう。

4. 高低差や造成費用を確認する

土地の周囲との高低差がある場合、擁壁工事や造成工事が発生する可能性があります。

土地購入前に、周囲の地形を確認し、高低差がどの程度あるのか、造成工事が必要かどうかを確認することが大切です。

必要な工事がわかれば、その費用を事前に見積もり、予算を確保しておきましょう。

 


 

③ 予算オーバーを防ぐためのポイント整理

土地選びで予算オーバーを防ぐためには、以下のように計画的に進めることが重要です。

1.土地の価格と追加費用を総合的に考慮する

土地選びは価格だけでなく、追加費用も含めて総合的に判断することが大切です。

地盤改良やインフラ整備の有無、接道条件や高低差の有無を確認し、必要な費用をあらかじめ見積もり、予算に反映させておきましょう。

2.土地購入前に専門家と相談する

土地に関連する条件や費用については、不動産会社やハウスメーカーに相談して、専門的な意見をもらうことをお勧めします。

これにより、後から想定外の費用が発生するリスクを減らすことができます。

SUBACOでも土地探しをサポートさせていただいているので、お気軽にご相談くださいね ^^

3.土地の購入前に全体の予算計画を立てる

土地の購入前に、建物の建築費用を含めた全体の予算をしっかりと立てることが重要です。

追加費用も考慮した上で、予算に余裕を持たせることで、予算オーバーを防げます。

 


 

以上、土地選びの落とし穴&予算オーバー対策についてお話いたしました!

家づくりは、「土地選び」からすでに始まっています。

安い土地を見つけても、造成費用やインフラ工事のコストがかさめば、結果的に予算オーバーにつながることになってしまいます。

事前の確認を怠らず、慎重に選ぶことで、理想の住まいを無理なく実現することが可能です。

SUBACOでは、お客様の理想の住まいを実現するために、土地探しのサポートも行っております。

土地選びに関する不安や疑問などございましたら、お気軽にご相談くださいね ^^

この記事を参考に、予算オーバーを防ぎつつ、理想の家づくりを実現していただければ幸いです!

 

それでは次回の更新もお楽しみにお待ちください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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