天井高の細かな寸法
2020.01.22 建築コラム
こんにちは、小林です。
今日は天井高の細かな寸法のお話です。
こちらは1階平面詳細図のある一部分。
LDKに「CH 2,406」と書いております。
CHとは天井高(床から天井までの高さ)のことです。
「CH 2,406」は天井高240センチと6ミリということですね。
このようにSUBACOの1階平面詳細図には天井高を
「CH 2,306」だとか「CH 2,405」だとか
とても中途半端な数字で記載していることがあります。
この中途半端な数字6ミリとか5ミリって何?
240センチや230センチで良くない?と思いますよね(^_^)
これには掃き出し窓が大きく関係しております。
このように、床から天井近くまである窓のことを掃き出し窓と言い、
窓の上部に、天井までの壁(垂壁といいます)があることが一般的です。
しかしSUBACOでは、一階の掃き出し窓を天井高いっぱいに設定し、
窓の上に垂壁がなく、床から天井まですべてを窓にすることが多いです。(^_^)
天井まで無い掃き出し窓でも十分明るさや風通しは確保できるのですが、
天井まで窓がある方がより室内がより明るくなったり、
外とのつながりを一層感じることができます♪
また、垂壁がないことにより部屋が広く感じたりもします(*^^*)
そんな掃き出し窓には決まった規格の寸法があり、
その寸法の窓が床から天井までピッタリ入るための
「5ミリ」や「6ミリ」といった寸法なのです(*^^*)
こちらは掃き出し窓の縦方向の断面図です。
この上下赤い部分が2.5ミリずつだったり3ミリずつたったりで
商品によってさまざまです。
この寸法をふまえた上で天井高を設定しているのです。
窓の寸法は、とても細かな話ですね^_^!!
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!!